チセに『学院』からの招待状が届いた頃――。

魔術師の徒弟達は長い休暇を経て、学院に向かう支度を進めていた。

或る者は不安を、或る者は決意を、また或る者は諦観を抱えて。

彼らの内なる心に渦巻くもの、その声を聴け。

これは、チセとエリアスが『学院』に至る、少し前の掌編集。

 

Vol.1：リアン(cv.山下誠一郎) / アイザック(cv. 西山宏太朗)篇

第1弾は、家の関係で兄弟のように育ったリアンとアイザックが主人公。
一足先に故郷から戻った二人に届いた”魔法使い”である新入生の噂。
昔から人の噂に無関心なリアンが、興味を示した事を不思議がるアイザックは理由を問うが……？

 

Vol.2：ゾーイ（cv.小林大紀）篇

第2弾はチセと時を同じくして学院へ入学することになるゾーイのお話。
とある理由で村から出たことがないゾーイにとって、外の世界は驚きの連続。
不安をあらわにするゾーイに送迎役のアドルフはどんな言葉をかけるのか…？

 

Vol.3：ルーシー(cv.津田美波)篇

第3弾はチセのルームメイトになるルーシーのお話。
不愛想で馴れ合いを好まないルーシーは、バイトのため学院内の廃棄塔を訪れる。参加者は彼女と引率の教師ヴァハマンのみ。
ひとり黙々と採掘する彼女だったが、突然、暗闇から影が迫る。

 

Vol.4：フィロメラ(cv. 河瀬茉希) / ヴェロニカ(cv.上田麗奈)篇

第4弾はフィロメラとヴェロニカのお話。
リッケンバッカー家と、ヴェロニカ。サージェント家と、フィロメラ。
”家”の意味も価値も違う主従の二人、原作でも謎多き彼女達の日常が明かされます。